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ニュースリリース|2018.12.15

12月15日(土) NPO研修会実施報告

テーマ:標準化推進と創造力発揮減退に関する考察、

発表者:宮野正克
 標準化と創造力は相関関係にあり、標準化(の比重)が大きくなると、創造力発揮減退に
至る場合がある。逆に、創造力(の比重)が大きい時は標準化が小さい。

世の中に広く知られている商品の多くは、顧客のニーズに応えて売り上げを伸ばす多品種化
と、合理性を追求しトータルコストを下げる大量生産の矛盾の解決を実現している。例えば、
腕時計は文字盤を含めたデザインは顧客要求に合わせ都度設計をしているが、時計を刻む為の
土台や電池、コイル、電波時計等の駆動系は形を大きく替えずに標準化して、大量生産を実現
しているといった方法をとっている。以降に述べる事例では、それぞれ個別の事情があるが、
品質管理・標準化の形骸化や、過度の標準化が大なり小なり関係していると思われる。解決の為
には、研究開発・創造力やチャレンジ能力を発揮する必要がある。
・KYB免振・制振ダンパ不正に関して、
・VWの設計標準「MQB」に関して、
・オートバイ燃料タンクの設計に関して、
最後には、ロダンの傑作「カレーの市民」の彫刻の事例紹介では、ロダンは深い芸術の中にも
合理性を同時達成させている(→標準化と創造力発揮の両立はできる)との説明があった。

日時:2018年12月15日 9:30-11:45 場所:SDC検証審査協会 会議室

 

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